公民「国会のしくみ」のポイントを時事問題(ニュース)をもとに解説しています。「衆議院選挙がいつになるか」というニュースが流れてますね。参議院の場合は任期となる日から逆算して選挙が行われる日がほぼ自動的に決まるのですが、衆議院はそうではありません。
異常気象に関するニュースから環境問題について考えてみます。
2021年夏だけでも世界各地で高温や豪雨が観測されています。
場所 | 気温、日時 | 備考 |
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アメリカのオレゴン州 | 46.7℃を観測(6/28) | |
カナダ西部リットン | 49.6℃を観測(6/29) | カナダにおける最高気温の記録を更新 |
トルコ(アンタリヤ) | 44.8℃を観測(8/3) | |
イタリア(シチリア島) | 48.8℃を記録(8/11) | ヨーロッパ大陸における最高気温の記録を更新 |
スペイン(コルドバ) | 46.9℃を観測(8/14) |
2021年の夏に暑かったのは東京五輪だけじゃなかったんですね。
世界各地で40度以上の異常な高温が観測されています。
高温だけではありません。ヨーロッパでは、7月の大雨により広範囲で洪水が発生。死者が200名近くとなりました。また、熱波により山火事が続いたとのニュースもありました。
地球環境問題で大きなトピックは温暖化への対策です。
公民的なキーワードを整理しておきましょう。
地球環境問題が大きなテーマとして国際的に取り上げられたのが1972年の国連人間環境会議で、このときに「かけがえのない地球」というキャッチフレーズが用いられました。
それから20年後にブラジルのリオデジャネイロで開催されたのが地球サミットと呼ばれる国際会議で、このときに気候変動枠組条約が署名されました。
この気候変動枠組条約による各国の具体的な取り組み目標などを定めたのが京都議定書で、京都議定書を引き継ぐものがパリ協定です。
京都議定書は2020年までの目標を定めたもので、2020年以降をパリ協定で定めている。
産業革命以降の活動により二酸化炭素などの温室効果ガスが増加したことが、地球の温暖化につながっていると考えられています。このため温室効果ガスの削減をどのようにすすめるかが地球的な課題となっています。
例えば、電気自動車の普及を進めることで、自動車からの温室効果ガスの排出量を抑制することなどが一例です。