2024年(令和6年)12月の時事問題一覧です。「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録(12/4)韓国大統領の弾劾訴追案可決(12/14)政治改革関連法が成立(12/24)などがニュースとして取り上げられています。
韓国国会で尹大統領の職務を代行している韓首相の弾劾を求める議案が可決しました。これにより大統領の職務を副首相が代行することに。韓国では「非常戒厳」を宣言した尹大統領が弾劾されたことで、韓首相が職務を代行していました。
宮城県にある東北電力・女川原子力発電所2号機が営業運転を再開しました。女川原発2号機は、ことし10月に東日本大震災の発生以来およそ13年半ぶりに再稼働。最終点検を経て、営業運転の再開となりました。
政策活動費の全廃などを含む政治改革関連法案が成立しました。ほかに政治資金をチェックする第三者機関を国会に設置することも決定。企業・団体献金の扱いについては結論を持ち越し、議論を続けることとなりました。
公立中学校の1学級当たりの上限人数を現在の40人から35人に引き下げることが決まりました。引き下げは2026年度以降に1年生から導入。小学校ではすでに35人学級が導入されています。
ドル換算した2023年の日本の1人当たりGDP(国内総生産)が韓国を下回りました。経済協力開発機構(OECD)加盟38か国中では22位。円安によりドル換算したGDPが目減りしたことなどが影響しました。
アイスランドで議会選で第1党となった社会民主同盟のフロスタドッティル党首が首相に就任しました。これにより大統領と首相がともに女性に。アイスランドは国際調査などで男女平等が最も進んでいる国と言われています。
国会議員に支給される調査研究広報滞在費(旧文通費)の公開を義務付ける改正歳費法が成立しました。来年8月1日から施行され、残金は返納することも義務付けられました。
民間の小型ロケット「カイロス2号機」が打ち上げ後にトラブルが発生し、飛行を中断する措置を取りました。カイロス初号機は打ち上げ直後に爆発。今回は打ち上げ後、しばらく飛行を続けましたが、トラブル発生により失敗しました。
一般会計の総額が約13.9兆円となる今年度の補正予算案が成立しました。予算案には、与党の自民・公明両党のほかに日本維新の会、国民民主党などが賛成。住民税の非課税世帯を対象とした給付金の支給など物価高に対応するための予算が組まれました。
安倍晋三元総理の妻、昭恵さんがアメリカのトランプ次期大統領夫妻と夕食会を行いました。夕食会はフロリダにあるトランプ夫妻の自宅で開催。石破首相とトランプ次期大統領の会談はまだ実施されていません。
韓国の国会で尹錫悦大統領に対する弾劾訴追案が可決されました。大統領の職務は停止され、韓首相が職務を代行。今後は180日以内に憲法裁判所が弾劾の妥当性を判断することになります。
ことし1年の世相を表す「今年の漢字」に「金」が選ばれました。オリンピック・パラリンピックでの日本選手の金メダル獲得や政治での裏金問題などによる選出。「金」が選ばれたのは、2021年以来で5回目です。
ノルウェーの首都オスロでノーベル平和賞の授賞式が行われました。ことしのノーベル平和賞は日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が受賞。代表委員の田中熙巳さんは「人類が核兵器で自滅することのないように。そして、核兵器も戦争もない世界の人間社会を求めて共に頑張りましょう」とスピーチを締めくくりました。
国内サッカーのJ1リーグ最終節が行われ、ヴィッセル神戸が昨季に続いて優勝しました。今季のJ1は最終節まで3チームに優勝の可能性がある混戦。自力優勝の可能性が残っていたヴィッセル神戸が勝利し、連覇を達成しました。J1で連覇を達成したのは6クラブ目です。
来年1月18、19日に実施される大学入学共通テストの出願者数が7年ぶりに増加しました。これまでのテストは6教科30科目でしたが、今回から新教科「情報」が加わり7教科21科目に再編されました。
小学4年生と中学2年生を対象に4年ごとに実施される「国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)」の調査結果が発表されました。参加した64か国・地域中で日本の中学2年生は数学4位、理科3位。1位は数学、理科ともシンガポールでした。
日本の「伝統的酒造り」がユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されました。日本からは既に和食、和紙、歌舞伎、風流踊などが登録されていて、今回の「伝統的酒造り」は23件目になります。
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が政治活動などを禁じる「非常戒厳」を宣布しました。野党が政府の機能を麻痺させているとの理由によるもの。6時間後に解除を求める決議を国会が可決したことで、非常戒厳は解除されました。
2024年の「新語・流行語大賞」が発表され、「ふてほど」が年間大賞に選ばれました。「ふてほど」はドラマ「不適切にもほどがある!」の略語。年間大賞以外のトップテンには、「50-50」「新紙幣」「裏金問題」「ホワイト案件」などが選ばれました。
健康保険証の新規発行が停止となりマイナ保険証の本格運用が始まりました。現在の保険証も最長で1年間は使用可能。マイナンバーカードを持っていない人は資格確認書を使用することもできます。