
2025年(令和7年)4月の時事問題一覧です。大阪・関西万博の開会式(4/12)、「世界の記憶」へ日本から9件目の登録(4/17)、スペインとポルトガルで大規模停電が発生(4/28)などがニュースとして取り上げられています。
石破首相が東南アジアを訪問しました。ベトナムのチン首相(28日)、フィリピンのマルコス大統領(29日)とそれぞれ首脳会談を実施。経済や安全保障面での関係強化について話し合われました。
スペインとポルトガルで大規模な停電が発生しました。公共交通機関がストップし、インターネットも使えなくなるなど日常生活が混乱。非常事態宣言も出されました。
米トランプ大統領はパナマ運河とスエズ運河を通るアメリカ船の通行料を無料にすべきだと主張しました。両運河ともアメリカの支援なしでは存在しえないとの理由。パナマ運河は大西洋と太平洋を結ぶパナマにある運河で、スエズ運河は地中海と紅海を結ぶエジプトにある運河です。
ロシアが自国のクルスク州をウクライナから完全に奪還したと発表しました。クルスク州は越境攻撃によりウクライナ軍が制圧していた地域。ウクライナはロシアの発表を否定しています。
国内の温室効果ガス排出量(2023年度)が前年度から減少しました。電源構成に占める再生可能エネルギーと原子力の合計割合が3割を超えたことなどが要因。日本は2050年に実質的な排出量をゼロとすることを目標としています。
山梨県側から富士山に登山するための予約受付けが始まりました。登山者数の上限は1日4000人で、1人4000円の通行料を徴収。予約は「富士登山オフィシャルサイト」のホームページで行います。
4月13日に開幕した大阪・関西万博の入場者数が100万人を突破しました。開幕から11日目での達成で、1日平均約9.2万人(スタッフ含む)。万博は10月13日まで半年間開催され、述べ想定来場者数は2820万人(1日平均約15万人)となっています
ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が亡くなりました。ローマ教皇はカトリック教会(キリスト教の最大教派)の代表で、アルゼンチン出身のフランシスコ教皇は2013年に就任。「コンクラーベ」と呼ばれる選挙で新しい教皇が選出されます。
ロシアのプーチン大統領がキリスト教の復活祭にあわせてウクライナと停戦を行うと宣言しました。期間は19日午後6時からの30時間。復活祭とは、死んだキリストが三日目に復活したことを祝う行事です。
長野県北部で最大震度5弱を観測する地震がありました。マグニチュードは5.0で、震源の深さは10km。長野県北部は東日本大震災(2011年3月11日)の翌日にも大きな地震があった地域です。
増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書のユネスコ「世界の記憶」への登録が決まりました。「世界の記憶」は文書など世界的に重要な記録物を人類の財産として保存するユネスコの事業。日本からは「御堂関白記」などが登録されていて、今回が9件目。
大阪・関西万博で開幕後も閉館となっていたブラジルとチリのパビリオンが開館しました。インド、ネパール、ベトナム、ブルネイのパビリオンは開会できない状態が続いています。
ことし3月までに日本を訪れた外国人旅行者数が累計で約1053万7000人となりました。過去最速のペースで1000万人を突破。3月単月でも過去最高の308万人(2024年)を上回る349万人となりました。
米連邦政府がハーバード大学への補助金の凍結を発表しました。同大学が政権から求められた学生の取り締まり強化を拒否したことによる措置。ハーバード大学はマサチューセッツ州にある名門校です。
総務省が2024年10月1日時点の日本の推計人口(外国人含む)を1億2380万2千人と発表しました。前年比55万人減で14年連続の減少。日本人に限ると前年から89万8千人減少しました。
158の国と地域が参加する大阪・関西万博の開会式が行われました。大阪・関西万博の開催は4月13日から10月13日まで。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。
広島市が8月6日に行っている平和記念式典について、各国を「招待」する形式から開催を「案内」する形式に変更することになりました。過去3年はウクライナ侵攻によりロシアの「招待」を見送っていましたが、「案内」とすることでロシアなどの紛争国も参加できるようになりました。
米トランプ大統領が日米安全保障条約について「米国は日本を守るが、日本は米国を守る必要がない」と不満を表明しました。貿易面以外でも「不平等」だと考えるものの見直しを図る狙い。安保条約で日本は米国に対し基地などを提供する義務を負っています。
米トランプ大統領が「相互関税」の一部を90日間停止すると発表しました。「相互関税」はすべての国を対象にアメリカが課すとしていたもの。日本には24%の関税が課されていましたが、ほかの国と同様に10%に引き下げられました。
大阪・関西万博の会場で基準値を超えたメタンガスが検出されました。メタンガスは可燃性で爆発の危険があり、会場の建設中にもメタンガスの爆発事故が発生していました。
東京大学で70年ぶりに新学部が誕生することになりました。「UTokyo College of Design」という名称の学部で、大学4年間と大学院1年間をあわせた5年制。2027年9月に開設される予定です。
韓国の憲法裁判所が尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾を妥当と判断したことで、尹大統領の「罷免」が決定しました。韓国で大統領が罷免されたのは2人目。60日以内に大統領選挙が行われることになりました。
アメリカのトランプ大統領がすべての国を対象にした「相互関税」を課すと発表しました。税率は国によって異なり、日本に対しては24%。トランプ大統領はアメリカ経済にとって「解放の日」だと主張しました。
東京都や北海道などで「カスハラ」を防止する条例が施行されました。「カスハラ」とは、カスタマーハラスメントの略で、客からの暴言や迷惑行為のこと。都の条例では企業に対してもカスハラを防止するための対応をとることを求めています。