中学生向け時事問題解説(2025年5月)

中学生向け時事問題解説(2025年5月)

2025年5月の時事問題解説

2025年(令和7年)5月の時事問題一覧です。インドがパキスタンを攻撃(5/7)新しいローマ教皇が決まる(5/8)米ハーバード大の留学生受け入れを禁止(5/22)などがニュースとして取り上げられています。

2025年5月の時事問題

 

安倍昭恵氏とプーチン大統領が面会(5/29)

安倍晋三元首相の妻の安倍昭恵氏とロシアのプーチン大統領がモスクワで面会しました。訪問は民間人としてのもの。日本政府は国民に対しロシアへの「渡航中止勧告」を出しています。

 

大阪・泉佐野市が「赤ちゃんポスト」を設置へ(5/29)

大阪府泉佐野市が国内3例目となる「赤ちゃんポスト」を設置することを表明しました。「赤ちゃんポスト」とは、親が育てられない乳幼児を匿名で預けることができる施設。熊本県熊本市と東京都墨田区に設置されています。

 

AI法が成立(5/28)

AI(人工知能)の活用を推進するAI法が参院本会議で可決、成立しました。AI法では首相をトップとする「AI戦略本部」を設置し、「AI基本計画」を策定することになります。

 

大の里が横綱に昇進(5/28)

大相撲夏場所で優勝した大関・大の里が横綱に昇進しました。大の里は石川県出身の24歳で、初土俵から13場所での横綱昇進は史上最速。日本出身の横綱誕生は8年ぶりです。

 

戸籍にフリガナを記載する制度がスタート(5/26)

戸籍に氏名の「フリガナ」を記載する制度の運用が始まりました。自治体が各世帯に記載予定のフリガナの通知書を送付。間違っている場合は届け出が必要になります。

 

世界卓球の男子ダブルスで日本ペアが64年ぶり金メダル獲得(5/25)

世界卓球選手権ドーハ大会の男子ダブルスで戸上隼輔篠塚大登ペアが優勝しました。この種目で日本勢が金メダルを獲得したのは64年ぶり。世界卓球は個人戦と団体戦が隔年で開催されています。

 

米ハーバード大の留学生受け入れを禁止(5/22)

米政府がハーバード大学外国人留学生受け入れ資格を停止すると発表しました。「キャンパス内で暴力、反ユダヤ主義を助長した」との理由によるもの。日本人も含め外国人がハーバード大への留学することができなくなります。

 

中学で新教科「新・技術分野」を創設(5/22)

文部科学省が中学校に生成AI等を学ぶ新・技術分野(仮)」を創設する見込みとなりました。現在、中学校の技術分野で行われている「情報」の内容を拡充したもの。次期学習指導要領に盛り込まれることになります。

 

失言で江藤農水相が辞任(5/21)

「コメを買ったことはない」と発言したことなどが問題となった江藤拓農水相が石破茂首相に辞表を提出しました。後任には小泉進次郎・元環境相が就任。小泉農水相は、備蓄米を業者に売り渡す際に「随意契約」を検討すると表明しています。

 

九州電力が原発新設を検討(5/19)

九州電力が新たな原子力発電所の建設を検討すると発表しました。新設するのは従来の原子力発電所より安全性を高めた「次世代革新炉」と呼ばれるもの。川内原子力発電所と玄海原子力発電所に合計4基の原子炉を保有しています。

 

イスラエルが大規模な地上侵攻(5/18)

イスラエルがガザ地区への大規模な地上侵攻を開始しました。空爆も同時に行われ100人以上が死亡。イスラエルとイスラム組織ハマスとの間では停戦協議が再開されていました。

 

台湾で原発がゼロに(5/17)

台湾で唯一稼働していた第3原発が停止したことで、「原発ゼロ」となりました。台湾では、合計6基の原子炉が運転されていましたが、「脱原発」を掲げる民進党政権が、「原発ゼロ」を推進してきました。

 

九州南部が沖縄より早く梅雨入り(5/16)

九州南部について気象庁が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年より14日早く、ことし梅雨入りした最初の地域。平年は沖縄や奄美地方が全国で最初に梅雨入りしますが、ことしは九州南部が沖縄や奄美よりも先に梅雨入りしました。

 

ユニセフ「子どもの幸福度調査」で日本は36か国中14位(5/14)

ユニセフ(国連児童基金)が行った「子どもの幸福度調査」で、日本は総合順位が36か国中14位でした。1位はオランダで、2位デンマーク、3位フランスの順。日本は「身体的な健康度」では1位でしたが、「精神的な健康度」では34位となっています。

 

米中両国が追加関税の引き下げを発表(5/12)

アメリカと中国が相互に課している追加関税を115%引き下げると発表しました。引き下げた関税の一部は90日間限定で、引き続き協議が行われる予定です。。

 

盗まれた仏像が韓国から日本に戻る(5/12)

長崎県の観音寺から盗まれて韓国に持ち込まれていた仏像が13年ぶりに日本に戻りました。仏像は倭寇に略奪され日本に渡ったものだと韓国側が所有権を主張していましたが、韓国の最高裁判所が所有権は日本側にあるとの判決を出していました。

 

インドとパキスタンが即時停戦に合意(5/10)

カシミール地方でのテロ事件をきっかけに軍事行動を行っていたインドとパキスタンが即時停戦することで合意しました。アメリカが仲介したことによるもの。核保有国同士の対立に対して、国際社会が懸念を表明していました。

 

ロシアで戦勝記念日式典(5/9)

ロシアで第二次世界大戦の「戦勝記念日」式典が行われました。5月9日はナチスドイツが無条件降伏した日。式典には中国の習近平国家主席など20か国近くの首脳が出席しました。

 

NTTを正式社名とすることが決定(5/9)

日本電信電話の社名を通称として使われていた「NTT」に変更することが決まりました。正式に変更されるのは7月1日から。「NTT」は「Nippon Telegraph and Telephone」の略です。

 

新しいローマ教皇が決まる(5/8)

新しいローマ教皇にロバート・プレヴォスト枢機卿が選ばれました。新教皇は初のアメリカ出身で、「レオ14世」と名乗ることが決定。ことし4月にフランシスコ教皇が亡くなったことにより、新しいローマ教皇を選ぶ「コンクラーベ」と呼ばれる選挙が行われていました。

コンクラーベでは、教皇が選出されると礼拝堂の煙突から白煙が上がり、選出されなかったときは黒い煙が上がることになっています。

 

インドがパキスタンを攻撃(5/7)

インドがカシミール地方でのテロ事件の報復としてパキスタンを攻撃しました。パキスタンも反撃し、対立が激化。両国はカシミール地方の領有権をめぐり長年争っています。

 

ドイツでメルツ新首相が就任(5/6)

ドイツ連邦議会で首相選出選挙が行われフリードリヒ・メルツ氏が選出されました。1回目の投票では過半数に達した候補がいなかったため、2回目の投票でメルツ首相が誕生。1回目の投票で首相が選ばれなかったのは戦後初めてのことです。

 

不法移民に国外退去費用を支給(5/5)

アメリカ国土安全保障省が自発的に国外退去する不法移民に対し、千ドル(約14万円)を支給すると発表しました。強制送還するよりも費用が掛からないことから導入する施策。トランプ大統領は不法移民対策を公約に掲げていました。

 

子どもの数が44年連続で減少(5/4)

ことし4月1日時点での国内の子ども(15歳未満)の数を総務省が発表しました。男子699万人、女子666万人で合計1366万人。1400万人を下回ったのは調査開始以来、初めてで、総人口に占める割合11.1%となりました。

 

Jリーグが1日の最多入場者数を更新(5/3)

5月3日に行われたJリーグの合計入場者数が42万416人となり、1日あたりの最多記録を更新しました。これまでの最多は38万1296人で、初の40万人超え。この日はJ1で8試合の他に、J2とJ3でも各10試合、合計28試合が開催されました。

 

憲法記念日に改憲派、護憲派が集会(5/3)

全国各地で憲法を改正する立場(改憲派)と憲法を守る立場(護憲派)が、それぞれ集会を行いました。5月3日は日本国憲法が施行された日(1947年)のため、憲法記念日となっています。

 

2回目の日米関税交渉(5/2)

赤澤経済再生担当大臣がワシントンを訪問し、アメリカの関税措置に関する2回目の交渉を行いました。事務レベルの協議を引き続き行うことで合意。関税に関する交渉と為替・安全保障に関する交渉は切り離して行うことになりました。

 

米マクドナルドの売上高が減少(5/1)

アメリカにあるマクドナルドの売上高(第1四半期)がコロナ禍以来の大幅な減少となりました。全世界の売上高も減少。関税措置による消費者心理の悪化が背景にあると考えられています。

 

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