中学生向け時事問題解説(2024年10月)

中学生向け時事問題解説(2024年10月)

2024年10月の時事問題解説

2024年(令和6年)10月の時事問題一覧です。衆議院議員選挙で与党が過半数割れ(10/27)日本被団協がノーベル平和賞を受賞(10/11)石破内閣が発足(10/1)などがニュースとして取り上げられています。

 

不登校が過去最多を更新(10/31)

2023年度に「不登校」の小中学生が過去最多の34万6482人となりました。病気や経済的理由以外で年間30日以上登校しない場合を「不登校」と数えての結果。要因として多かったのは「やる気が出ない」でした。

 

中国が有人宇宙船を打ち上げ(10/30)

中国が有人宇宙船「神舟19号」を打ち上げました。中国独自の宇宙ステーション「天宮」に滞在する宇宙飛行士が交代するためのもの。宇宙飛行士は半年間の滞在中に科学実験などを実施する予定です。

 

国連が選択的夫婦別姓を勧告(10/29)

国連の女性差別撤廃委員会が日本に選択的夫婦別姓を導入するよう勧告しました。同様の勧告はこれまでにも3回(2003年、09年、16年)出されています。

 

衆院選の投票率は戦後3番目の低さ(10/28)

10月27日に行われた衆議院議員選挙の小選挙区の投票率は53.85%で戦後3番目の低さでした。最も低かったのはは2014年の52.66%。民主党に政権交代した2012年の衆院選では投票率は69.28%でした。

 

衆議院議員選挙で与党が過半数割れ(10/27)

第50回衆議院議員選挙が行われました。与党の自民党と公明党はともに議席数を減らし、与党で過半数の233議席に届きませんでした。野党では、立憲民主党(98→148議席)、国民民主党(7→28議席)などが獲得議席を大幅に増やした一方で、日本維新の会と共産党は議席を減らしました。

 

米ワールドシリーズ開幕(10/25)

大リーグのワールドシリーズが開幕しました。今季はドジャース(ナショナルリーグ)とヤンキース(アメリカンリーグ)の対戦。先に4勝したチームが優勝となります。

 

温室ガス排出量が過去最多(10/24)

2023年の世界の温室効果ガス排出量が過去最多となったと国連環境計画(UNEP)が公表しました。このままでは今世紀末までに世界の平均気温が産業革命前から3.1度上昇すると指摘。パリ協定では上昇を1.5度以内に抑えることを目標としています。

 

BRICS首脳会議を開催(10/22-10/24)

第16回BRICS首脳会議がロシアで開催されました。イラン、エジプト、アラブ首長国連邦、エチオピアが加盟し9か国となってから初の首脳会議。さらに多くの国との連携も深めるとする「カザン宣言」を採択しました。

 

大谷翔平「50号」は6億円超(10/23)

ドジャース・大谷翔平選手の「50号」ホームランボールがオークションにかけられ、6億6千万円超(手数料込み)で落札されました。記念ボールとしての落札額で過去最高を更新。大谷選手は今シーズンに前人未到の「50本塁打・50盗塁」を記録しています。

 

宇宙飛行士2人を正式認定(10/22)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が諏訪理さんと米田あゆさんを正式に宇宙飛行士と認定しました。これによりJAXAに所属する現役の宇宙飛行士は計7人に。2人はこれまで候補として訓練に参加していました。

 

モルドバでEU加盟の国民投票(10/20)

旧ソ連の構成国モルドバでEU(ヨーロッパ連合)への加盟の是非を問う国民投票が行われました。賛成票(50.46%)が反対票(49.54%)を上回りましたが、その差は1ポイント以下。同時に行われた大統領選挙では過半数を獲得した候補がいなかったため、決選投票が行われることになりました。

 

スーパームーンを観測(10/17)

1年のうちで最も満月が大きく見える「スーパームーン」が日本各地で観測されました。スーパームーンとなるのは月が楕円軌道で最も地球に近づいたとき。最も小さく見えたときと比べると、スーパームーンは約14%大きく見えます。

 

太陽活動が「極大期」入り(10/15)

太陽活動が活発になる「極大期」に入っているとNASA(アメリカ航空宇宙局)が発表しました。太陽活動は11年周期で活発になり、「極大期」には地球でもGPSなどに不具合が生じる可能性があります。

 

衆議院選挙が公示(10/15)

第50回衆議院選挙が公示されました。投開票日は10月27日。今回の衆議院選挙では、「1票の格差」を是正するため小選挙区の区割りが変更(10増10減)。465議席(小選挙区289、比例代表176)をめぐって選挙が行われます。

 

大阪・関西万博まで半年(10/13)

大阪・関西万博の開幕まで10月13日であと半年となりました。日本では万博をこれまでに5回開催(大阪万博、沖縄海洋博、つくば博、花博、愛・地球博)。6回目となる大阪・関西万博は、大阪市の人工島「夢洲」で、2025年4月13日から10月13日まで開催されます。

 

日本被団協がノーベル平和賞を受賞(10/11)

日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)がノーベル平和賞を受賞しました。「核兵器のない世界を実現するために努力してきた」ことを評価。日本のノーベル平和賞受賞は佐藤栄作元首相以来で2回目です。

 

韓国の女性作家がノーベル文学賞を受賞(10/10)

韓国のハン・ガン(韓江)さんがノーベル文学賞を受賞しました。韓国人の同賞受賞は初めてで、アジア人女性としても初。代表作の「菜食主義者」「別れを告げない」などは日本語訳も出版されています。

 

衆議院が解散(10/9)

石破内閣発足から戦後最短となる8日間で衆議院が解散しました。総選挙は10月15日に公示、27日に投開票。石破首相は今回の解散を「日本創生解散」と命名しました。

 

「ガザ戦闘」から1年(10/7)

パレスチナ自治区ガザでのイスラム主義組織ハマスとイスラエルの戦闘が始まってから1年が経過しました。2023年の10月7日にハマスがイスラエルへ大規模な奇襲攻撃を行ったことから紛争が激化。戦闘は隣国のレバノンにまで拡大しています。

 

「カスハラ」防止条例が成立(10/4)

東京都で全国初となる「カスハラ」防止条例が成立しました。カスハラとはカスタマーハラスメントの略で、客による従業員への著しい迷惑行為のこと。条例に罰則はありませんが、カスハラを防ぐ対応を求める条例です。

 

イスラエルが国連事務総長を入国禁止に(10/2)

イスラエルがグテーレス国連事務総長を入国禁止にしました。「イランによるイスラエルへの攻撃を明白に非難していない」との理由によるものです。

 

石破内閣が発足(10/1)

自民党の新総裁となった石破茂氏が首相指名選挙を経て、第102代首相に就任しました。首相の交代は3年ぶり。自ら「納得と共感内閣」と名付けた石破内閣が発足しました。

 

東海道新幹線が開業60周年(10/1)

10月1日で東海道新幹線開業から60年を迎えました。開業時の東海道新幹線は東京駅から新大阪駅までの所要時間が4時間でしたが、現在は2時間21分にまで短縮されています。

 

東京科学大学が発足(10/1)

共に国立大学の東京工業大学と東京医科歯科大学が統合し「東京科学大学」が発足しました。新大学は国が支援する「国際卓越研究大学」への申請を予定しています。

 

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