
2023年(令和5年)10月の時事問題一覧です。イランの人権活動家がノーベル平和賞を受賞(10/6)、将棋の藤井聡太竜王・名人が全八冠を独占(10/11)、国連総会でガザ「休戦決議」を採択(10/27)などがニュースとして取り上げられています。
米大リーグでエンゼルスの大谷翔平選手が44本塁打でア・リーグの本塁打王になりました。日本人選手では初の快挙。今季の大谷選手は投手としても10勝を記録しています。
アントワープ(ベルギー)で行われた世界体操の団体総合で日本男子が金メダルを獲得しました。同種目での金メダル獲得は8年ぶり7度目。2位は中国でした。
ことし3月から稼働している量子コンピュータ国産初号機の名称が公募により、「叡(えい)」に決まりました。「叡」は「叡智(えいち)」など「かしこい」などの意味を持つ文字。
札幌市が2030年冬季五輪・パラリンピックの招致を断念しました。次期冬季大会は2026年にイタリアのミラノ、コルティナダンペッツォで開催されることが決定していて、札幌市はその次の大会の開催を目指していました。
イランのナルゲス・モハマディ氏がノーベル平和賞を受賞しました。「イランにおける女性の抑圧と闘い」が受賞理由。モハマディ氏は現在、イランで政治犯として刑務所に収監されています。
シカゴマラソンでケルヴィン・キプトゥム(ケニア)選手が世界新記録の2時間0分35秒を樹立しました。これまでの世界記録は2時間1分09秒で、初の2時間0分台突入。女子マラソンでも9月に2時間11分53秒の世界新記録(ティギスト・アセファ選手)が樹立されました。
フランスで行われているラグビーワールドカップの1次リーグ最終戦で日本代表はアルゼンチンに27-39で敗れました。日本の最終成績は2勝2敗で3位となり、決勝トーナメント進出(ベスト8入り)を逃しました。
札幌市が2030年冬季五輪・パラリンピックの招致断念を表明しました。東京大会での汚職などにより市民の支持が広がらなかったことによるもの。日本では冬季五輪は過去2回(1972年札幌、1998年長野)行われています。
将棋の藤井聡太竜王・名人が王座のタイトルを獲得し、将棋界に8個あるタイトルすべてを獲得しました。全八冠独占は史上初。タイトルが3〜7個の時代には、升田幸三実力制第4代名人、大山康晴十五世名人、羽生善治九段が全冠独占を達成しています。
文部科学省が民法上の不法行為などを理由に旧統一教会に対する解散命令を東京地裁に請求しました。裁判所が教団側の意見も聴いて判断することになります。解散命令が出されれば、オウム真理教、明覚寺に続き3例目です。
オーストラリアで先住民の声を政策に反映しやすくする憲法改正についての国民投票が行われました。開票の結果、反対多数で否決。先住民が過度に優遇されるのではないかといった懸念が上がっていました。オーストラリアには、アボリジニと呼ばれる先住民が暮らしています。
2028年に行われるロサンゼルス五輪で「野球・ソフトボール」が追加競技として実施されることになりました。追加競技とは、開催地が独自に提案できるもの。ほかにロサンゼルス五輪では、ほかに「クリケット」「ラクロス」「スカッシュ」「フラッグフットボール」が追加競技として採用されます。
中国の北京で「一帯一路」フォーラムが開催され、ロシアのプーチン大統領などが参加しました。「一帯一路」は中国が中心となって進めている経済圏構想。日本、アメリカ、イギリス、ドイツなどは参加していません。
12月13日まで55日間の会期となる臨時国会が召集されました。細田衆議院議長は体調不良を理由として辞任(後任は額賀元財務大臣)。物価高への対応や経済対策について議論が行われる予定です。
文部科学省の外郭団体が日本大学への今年度の国の補助金を全額不交付とすることを決定しました。アメリカンフットボール部による薬物事件への対応などガバナンスが機能していないことによるもの。日本大学は2020年度には私立大に2番目に多い約90億円の交付を受けていましたが、これで3年連続不交付となりました。
戸籍上の性別を変更するためには、生殖能力をなくす手術を必要としている現在の規定は違憲だと最高裁が判断しました。性同一性障害特例法の規定は「憲法13条に違反し無効」としたもの。最高裁の判断を受けて性同一性障害特例法が見直されることになります。
近畿大学が絶滅危惧種の二ホンウナギの完全養殖に成功しました。水産研究・教育機構が2019年に完全養殖に成功していますが、大学では初。近畿大学は2002年に世界で初となるマグロの完全養殖にも成功しています。
国連総会の緊急特別会合でイスラエルとハマスの軍事衝突に対し「人道的休戦」を求める決議案が採択されました。米国やイスラエルなどはハマスに対する非難が含まれていないことから反対したものの全193か国のうち120か国が賛成しました(日本はイギリス、ドイツなどとともに棄権)。
ラフビーワールドカップの決勝戦で南アフリカがニュージーランドに12対11の1点差で勝利しました。南アフリカは前回大会(2019日本大会)に続いての優勝で、通算で4回目。次回のラグビーW杯は4年後にオーストラリアで行われます。
西村経済産業相がことしの冬は節電を要請をしないと表明しました。昨年の冬には7年ぶりに節電要請が出されましたが、今冬は電力を安定的に供給できる見通しが立ったため。