中学生向け時事問題解説(2023年6月)

中学生向け時事問題解説

2023年6月の時事問題解説

2023年(令和5年)6月の時事問題一覧です。藤井聡太竜王が史上最年少名人に(6/1)エルニーニョ現象が発生(6/9)ロシアで民間軍事会社「ワグネル」が反乱(6/24)などがニュースとして取り上げられています。

藤井聡太竜王が史上最年少名人に(6/1)

将棋で藤井聡太竜王が名人のタイトルを獲得しました。20歳10カ月での名人位獲得で、これまでの21歳2カ月(谷川浩司十七世名人)の記録を破り、史上最年少名人に。これで藤井竜王は将棋界にある8大タイトルのうち7つを保持したことになり、史上最年少七冠も達成しました。

 

健康保険証の廃止が決定(6/2)

マイナンバーカードと健康保険証を一体化する法律が成立しました。これにより健康保険証は来年の秋に廃止されることになります(廃止後も一定期間は利用可能)。

 

ウクライナで大規模ダム決壊(6/6)

ウクライナ南部にある水力発電所のダムが破壊され、決壊しました。ダム決壊により大規模な洪水が発生。ウクライナ軍もロシア軍もダムの破壊は相手方によるものだと非難しています。

 

韓国などが新たに非常任理事国入り(6/6)

安全保障理事会非常任理事国(任期は来年から)5か国を選ぶ選挙が行われ、韓国、スロベニア、アルジェリア、シエラレオネ、ガイアナが選ばれました。非常任理事国には地域別に枠があり、東欧枠でロシアの同盟国ベラルーシがスロベニアに敗れました。

 

エルニーニョ現象が発生(6/9)

気象庁がエルニーニョ現象が発生しているとみられると発表しました。エルニーニョ現象とは、南米ペルー沖の海面水温が平年よりも高温になることで、発生すると世界中で異常気象が起こるとされています。

 

トランプ前大統領が無罪を主張(6/13)

機密文書を不正に自宅で保管していたとして起訴されたトランプ前米大統領が無罪を主張しました。トランプ氏は来年秋の大統領選挙への出馬をすでに表明しています。

 

「こども未来戦略方針」を決定(6/13)

少子化対策の具体策となる「こども未来戦略方針」が決まりました。今後3年間を「集中取組期間」と位置づけ、児童手当の拡充や子育て世帯の住宅支援の強化などを実施。財源は歳出改革などで確保するとしています。

 

内閣不信任決議案を否決(6/16)

立憲民主党が提出した岸田内閣に対する不信任決議案が衆議院本会議で否決されました。不信任案への賛成は立憲民主党と共産党など。与党の自民党と公明党に加え、日本維新の会、国民民主党も不信任決議案に反対したため否決されました。

 

通常国会が閉会(6/21)

1月に召集された通常国会が150日間の会期を終えて、閉会しました。今国会では、防衛財源確保法、LGBT理解増進法、改正入管法などが成立しています。

 

ロシアで民間軍事会社「ワグネル」が反乱(6/24)

ロシアで民間軍事会社の「ワグネル」が政府に対し反乱を起こしましたが、ワグネル創設者のプリゴジン氏がモスクワへの進軍停止を表明し、反乱は収まりました。

 

オリンピックeスポーツシリーズ開催(6/22-25)

シンガポールでeスポーツの世界大会である「オリンピックeスポーツシリーズ」が開催されました。オリンピックeスポーツシリーズは国際オリンピック委員会(IOC)が主催した大会で、将来的にはオリンピックへのeスポーツの採用も検討されています。