中学生向け時事問題解説(2023年3月)

中学生向け時事問題解説

2023年3月の時事問題解説

2023年(令和5年)3月の時事問題一覧です。国枝慎吾さんに国民栄誉賞(3/3)侍ジャパンが3回目の世界一(3/21)文化庁が京都に移転(3/27)などがニュースとして取り上げられています。

 

TikTokが使用制限を導入(3/1)

動画共有アプリ「TikTok」が18歳未満の利用者に対して、使用を一日1時間までに制限すると発表しました。未成年者のSNS依存への対策として導入。1時間以上使用する場合には暗証番号の入力が必要になります。

 

国枝慎吾さんに国民栄誉賞(3/3)

車いすテニスの国枝慎吾選手に国民栄誉賞が贈られることが決まりました。国枝選手は現役時代にテニスの四大大会ですべて優勝し、東京大会を含めパラリンピックでも金メダルを4個獲得しています。

 

韓国が「元徴用工」解決策を発表(3/6)

韓国の朴外相が「元徴用工」の訴訟問題に関する解決策を発表しました。韓国財団が韓国の裁判により確定した日本企業の賠償を肩代わりするというもの。日本政府は「元徴用工」問題は最終的に解決済みとの立場を取っています。

 

H3ロケット打ち上げ失敗(3/7)

国産の次世代ロケット「H3」の打ち上げに失敗しました。2段目のエンジンが着火しなかったため、発射後に地上からの指令により破壊。H3は2020年度の初号機発射を予定していましたが、不具合により延期されていました。

 

国際女性デー(3/8)

国連が定めた「国際女性デー」の3月8日に世界各地で女性の権利向上などを求める抗議活動が行われました。イギリス経済誌による女性の働きやすさランキングでは、日本は主要29か国中28位となっています。

 

WHOが人種差別発言で葛西氏を解任(3/9)

世界保健機関(WHO)が人種差別的な発言があったとして葛西健・西太平洋地域事務局長を解任しました。

 

東日本大震災から12年(3/11)

東日本大震災の発生から12年が経過しました。現在でも東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響などにより約3万人が避難生活を送っています。

 

マスク着用は個人の判断で(3/13)

3月13日から屋内では原則つけるよう呼びかけていたマスクの着用が屋内・屋外とも個人の判断にゆだねられることになりました。厚生労働省は医療機関や高齢者施設では、引き続きマスクの着用を推奨しています。

 

ガーシー議員を「除名」(3/15)

昨年7月の参議院選で当選したガーシー(東谷義和)議員が参議院本会議の議決により「除名」され、議員の資格を失いました。当選後、国会に一度も出席していないことによるもの。議員が「除名」されたのは72年ぶりです。

 

日韓首脳会談が行われる(3/16)

岸田首相と韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による日韓首脳会談が行われました。韓国大統領が来日したのは4年ぶり。両首脳が相互訪問する「シャトル外交」を再開させることで合意しました。

 

春のセンバツ開幕(3/18)

選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)が甲子園で開幕しました。開会式では、4年ぶりに出場校の選手全員が入場行進。新型コロナ感染対策で禁止されていた声を出しての応援も認められるようになりました。

 

日印首脳会談(3/20)

インドのデリーで岸田首相とモディ首相による日印首脳会談が行われました。岸田首相はことし5月に行われるG7広島サミットにモディ首相を招待。会談ではウクライナ情勢などについて意見交換が行われました。

 

侍ジャパンが3回目の世界一(3/21)

野球の国・地域別対抗戦ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本代表(侍ジャパン)が優勝しました。WBCで侍ジャパンが優勝したのは3回目。今大会の最優秀選手(MVP)には大谷翔平選手が選ばれました。

 

岸田首相がウクライナを訪問(3/21)

岸田首相がウクライナを極秘に訪問し、首都キーウでゼレンスキー大統領と会談を行いました。現職の首相が戦争が行われている国を訪問するのは異例。岸田首相の訪問は安全確保のため公表されていませんでした。

 

中米のホンジュラスが中国と国交樹立(3/26)

中米のホンジュラス台湾と断交し、中国と国交を樹立しました。中南米には台湾と国交のある国が多かったのですが、中国の影響で台湾と断交する国が増えています。

 

文化庁が京都に移転(3/27)

東京一極集中の是正や地方創生を目的として文化庁京都に移転しました。中央省庁が地方に全面移転したのは初。文化庁以外では、消費者庁徳島県に、総務省和歌山県に一部の機能を移転しています。

 

フィンランドのNATO加盟が決定(3/30)

フィンランドのNATO(北大西洋条約機構)への加盟が決定しました。フィンランドは昨年5月にスウェーデンと共にNATO加盟を申請。現加盟国30か国の批准が完了したことでNATO加盟が決定しました。

 

イギリスのTPP加盟合意(3/31)

イギリスのTPP(環太平洋パートナーシップ協定)への加盟が決定しました。TPPは日本、オーストラリアなど11か国による経済連携協定。発足時の11か国以外で加盟するのはイギリスが初となります。